関東エリアの自転車選手なら、プロアマ問わず多くの人がJCRCのレースで自転車ロードレースを楽しんだ経験があると思います。
JCRCは広く多くの土地でレースを興し、自転車レースに取り組む人たちを、たくさん楽しませてきました。

そのJCRCが40年の歴史に幕を閉じると聞き、何かできないか、何か引き継げるものはないか、知人づてにお尋ねし、さまざまなお話をお聞きしました。
法人格を引き継ぐのはどうか、というお言葉さえいただきました。

しかしウォークライドの代表をしながらJCRCをお預かりするのは私の能力が不足していると考えました。
そこで誰も引き取らなければ処分されてしまう用品類を受け継ぎ、JCRCの皆さんが取り組んでいたことを残していこうと考えました。

まず、群馬CSCでホビーレースを。
考えてみれば、未登録の選手が群馬CSCで草レースを走れたのも、JCRCの皆さんのおかげ。
自転車レースを楽しむ人たちのカレンダーに穴が開いていくのは、きっと自転車界にとって損失。そんな共通認識を確認し、新たなレースカレンダーを作っていくことになりました。

それは結局ウォークライドの大会かもしれないけれど、外見だけ引き継いでも違うと思うので、身の丈に合った引き継ぎ方で、つないでいきたいと思います。

ウォークライド 山根 理史

(写真・左) 誰もが知っているヘルメットキャップ

(写真・右) 倉庫に保管されたたくさんのヘルメットキャップ